これまで幾度も参拝している寒川神社ですが,今回は 神嶽山神苑 (かんたけやましんえん)にも入苑して,紅葉した日本庭園をのんびり眺めながら抹茶を頂いてきました。
とても清々しい気持ちになりました。やっぱりパワースポットですね。
寒川神社
寒川神社は1,600年の歴史がある相模國一之宮で,全国唯一の八方除の守護神。御祭神 寒川大明神は,寒川比古命(さむかわひこのみこと)と寒川比女命(さむかわひめのみこと)の2柱の神となっています。参拝するときは,まず太鼓橋を渡って三の鳥居をくぐり参道を進みます。太鼓橋は老朽化で2011年に架け直しされて新しくなりました。
車で行くと駐車場側から入ることが多いですが,こちらが本当の正面入口です。
電車で行く場合は,JR相模線 宮山駅からここまで徒歩10分。初詣の時期は神社周辺が車の進入禁止となり,宮山駅からアクセスします。
しかし本当の入口は一の鳥居。参道はJR相模線の踏切のところまで約1km続いていて,一の鳥居,二の鳥居があります。一の鳥居から参拝したい場合は,寒川駅からガッツリ歩くことになります。
境内を進むと,正面には1993年に建立された幅9mの立派な神門。重層門になっていて,新年には上階に迎春ねぶたが飾られます。
神門をくぐると,いよいよ御社殿。現在のものは1997年建立で総桧造りです。寒川神社は日本で最も昇殿祈祷者が多い神社で,拝殿には216名分の席が設けられているとのこと。
御社殿に向かって左側の二本杉は,御祭神の寒川比古命と寒川比女命が宿ると言い伝えられる 御神木。
御社殿の右側には,天体の位置を測定する器具 渾天儀 (こんてんぎ)の ブロンズ像のレプリカがあります。
春分と秋分の日の出と日の入りの位置を結んだ線上には富士山や出雲があり,レイラインと呼ばれます。寒川神社もこのレイライン上にあり,天体パワースポットとしても注目されてます。
御祈祷
御祈祷するときは,御社殿の右手にある客殿の1階で受付をして,渡された番号札が呼ばれるまで控室で待ちます。以前は控室にお茶と御神供(ごしんく)の落雁(らくがん)がありましたが,コロナ感染に配慮してなくなったようです。受付時に神嶽山神苑の入苑券も渡されます。
客殿から拝殿はつながっていて,そのまま拝殿に入れます。拝殿内は写真撮影禁止。
御祈祷時に着用する白い召し物や玉串も感染防止対策として廃止されてました。席に座って御祈祷を受けて,最後に御札などの授与品を受け取ります。
神嶽
もともと禁足地だった神嶽山 (かんたけやま)は,神苑として整備されて2009年8月から一般公開されました。御祈祷をした人のみ入苑券が貰えます。御祈祷が済んだら神門を一旦出て,手水舎の横から御社殿の裏手に周り,外門から 神嶽山神苑 (かんたけやましんえん) に入ります。
入苑したら,神苑内にもある 手水舎 (ちょうずしゃ)でまずはお清め。
寒川神社の起源に深く関わりあると伝えられる 難波の小池 が手水舎の奥にあるので合掌。こちらは写真撮影禁止と注意書きがあります。
木々に囲まれた小道を進むと,神嶽山を通して大明神を裏側から拝する裏参拝所があります。こちらでも合掌。
続いて再び門があり,門の向こうには陽の降り注ぐ庭園が覗き見えます。
茶の湯の世界では 真・行・草 という分類があります。格式が高く厳粛な 真,俗世や簡素・略式にあたる 草,その中間である 行。
この内門は 真 から 草 の世界へ切り替わる結界を表しているそうです。
門をくぐれば,神聖な神嶽山を抜けて,庭園でお茶してのんびり過ごすエリアです,と理解しました。
手水鉢と同じ基礎石から湧き水が流れ出てている 八氣の泉を中心に日本庭園を回ることができます。
ちょうどモミジの葉が赤く染まる季節で綺麗でした。
よく手入れのされた綺麗な庭園です。
八氣の泉に面して 茶屋 和楽亭があります。大きな窓から庭園を眺めつつ抹茶を頂けます。幸せを感じるのどかな一時を過ごせました。
抹茶と和菓子がセットになっていて,本日は4種類の和菓子から選べました。拝服料は菓子によって500円か700円。和菓子は季節によって変わるようです。
折角なので,みんなで違う和菓子を選んでみました。
営業時間は9:30~15:30。
茶屋の隣には,寒川神社の歴史と貴重品が展示された方徳資料館があります。寒川神社の歴代の御社殿の模型があって,発展してきた様が分かります。
お土産
参拝の後は,第二駐車場の横にできた鎮守の杜 Koyo1階のお店でお土産を購入。ちなみに2階はレストランになってます。お土産には湘南名物のタコせんべいと,寒川神社の定番土産の八福餅を買いました。八福餅は伊勢の赤福に似てますが,寒川神社の八方除からあんこが八角形になっているのが特徴です。
ランチ
寒川神社周辺には飲食店が少なく,参拝後のランチは少し悩みます。近くにある夢庵 寒川店に行くか,茅ヶ崎海岸方面やららぽーと湘南平塚 に移動してしまうことが多いです。
意外と穴場なのが,寒川神社参集殿の1階にある レストランあおば。
レトロな雰囲気のレストランですが,お料理は和・洋・中華と揃っていて,好みの食事が見つかるはず。海鮮三色丼1,300円,おすすめ和膳1,500円,オムライスとスープパスタセット1,500円,蟹とレタスの炒飯1,200円,豚肉の紹興酒煮込みセット1,600円など魅力的。
合わせて読みたい
- 新鮮野菜を販売している神奈川の直売所・ファーマーズマーケット
- アパホテル&リゾート 横浜ベイタワーのレストラン ラ・ベランダはコスパの良いホテルビュッフェ
- 横浜みなとみらい東急スクエアのフィッシャーマンズマーケットでビュッフェランチ
- 小田原の海鮮丼と真鶴のみかん狩り食べ放題ドライブ
- 湘南 茅ヶ崎で名物しらすをランチで堪能できる 網元料理あさまる
- 海鮮網焼きの食べ放題がショッピングモールで手軽に楽しめる 漁師の浜焼あぶりや
- 神奈川 寒川神社のパワースポット神嶽山神苑で紅葉と抹茶
- 湘南 江ノ島をブラっと周る散策コース