先日,道の駅でポポーの果実を買いました。ポポーは日持ちしないことから,一般の店頭ではあまり見かけない果物。
味はマンゴーやバナナに似た甘みがあります。アボカドのような ねっとりクリーミーな食感が一番の特徴で,森のカスタードクリームと呼ばれることも。
食べると柿に似た立派な種が出てきます。折角なので,プランターの空きスペースにまいてみました。
種の準備方法
- 水洗いして種から果肉をきれいに取り除く。
- 食器洗いのスポンジで擦ってヌメリも落とす。
- 発芽抑制物質が果肉に含まれるので残さない。
- 外皮は多少傷付いても,吸水が良くなり むしろ良い。
種まきの方法
- 種は乾燥させると発芽率が下がる。
- 入手したら時期を選ばずにすぐ撒く。
- 根が出る箇所を横か下にして種を土に埋める。ポポーの根が出る場所は種のお尻側。
- 種が乾燥しないように土を上から被せる。
発芽までの管理方法
- 植木鉢は日陰に置き乾燥を防止する。
- 定期的に水まきもする。
- 植木鉢が小さいと土の乾燥が早く管理が難しい。
- 種は低温にさらされると休眠打破し,越冬後の春を認識できる。
- そのため植木鉢は屋外に置く。
- 翌年の春になると発芽する。
5月末に種が土から飛び出して根が伸びてました。
3週間後には双葉が出ました。
ポポーの樹皮や新葉には,アセトゲニンという毒成分があり,殺虫作用を備えているようです。また寒さにも強く栽培は比較的容易なので,しばらく放置したまま育てることにしました。
赤茶色の珍しい花が咲くまで大切に育ててみます。